[2] 【W-02】「 エイト・レルムズ」 準備スレッド
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- 日時: 2018/07/10 22:40
- 名前: Manbo◆Dwarf/rX7I
ID:JNAaW3XA
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その神々しいドワーフ――実際のところそれは「神々しい」などといったものではなく、 定命の移し身に宿った神そのものでした――が手を挙げると、 集まった者らはいっせいに静まり返りました。 自らの守護神格の前において、不遜にも口を開こうとする者は当然のごとく誰もいませんでした。 "静かなる番人"は、己の背後に控えた一人のドワーフを指し示しながら、 岩の転がるがごとき重々しさのある、聞く者の魂魄にまで響くような声で言いました。
『見よ、これこそなんじらが戴くべき王 大いなる"改革者"ターク・シャナトの遺産たる 八つのうちのひとつを継ぐべき者 滅びの足音をその背に聴くなんじらが王国に いま再びの興隆をもたらすべき者
いざ、なんじらが王を称えよ 頭を垂れ、その言葉に従え 我、"山の下の秘密の管理者"たるドゥマソインの名において この者こそなんじらの王たる者なり』
こうして新たな王が立ち、王国はそれから1400年以上の長きに渡り、今日まで存続することになるのです。 (シャナタール年代記:第四篇イルトカザル篇より) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
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