[2] 【W-02】「エイト・レルムズ」準備スレッド

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日時： 2018/07/10 22:40
名前： Manbo◆Dwarf/rX7I ID:JNAaW3XA: ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
その神々しいドワーフ――実際のところそれは「神々しい」などといったものではなく、
定命の移し身に宿った神そのものでした――が手を挙げると、
集まった者らはいっせいに静まり返りました。
自らの守護神格の前において、不遜にも口を開こうとする者は当然のごとく誰もいませんでした。
"静かなる番人"は、己の背後に控えた一人のドワーフを指し示しながら、
岩の転がるがごとき重々しさのある、聞く者の魂魄にまで響くような声で言いました。

『見よ、これこそなんじらが戴くべき王
大いなる"改革者"ターク・シャナトの遺産たる
八つのうちのひとつを継ぐべき者
滅びの足音をその背に聴くなんじらが王国に
いま再びの興隆をもたらすべき者

いざ、なんじらが王を称えよ
頭を垂れ、その言葉に従え
我、"山の下の秘密の管理者"たるドゥマソインの名において
この者こそなんじらの王たる者なり』

こうして新たな王が立ち、王国はそれから1400年以上の長きに渡り、今日まで存続することになるのです。
（シャナタール年代記：第四篇イルトカザル篇より）
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★レギュレーション補足 ( No.3 )

日時： 2018/07/11 02:15
名前： Manbo◆Dwarf/rX7I ID:snfq4oCA

以下、レギュレーションの補足になります。

>・レベル：6±2レベル
当ER卓では背景の一環としてキャラクターの「年齢」を決めていただき、それに基いてレベルが決定します。
詳細は後ほど背景用資料とあわせてアップロードいたしますが、
壮年のドワーフは6レベル、若いドワーフは4レベル、老年のドワーフは8レベルとなります。
（セッションを通して、レベルの変動はありません。）

ただし単純に高レベルの年寄りが有利というわけではなく、
当然歳をとれば肉体的にも精神的にも衰えてきますし、若者とちがって疲労回復も遅くなります。
具体的には能力値の低下や、ヒットダイスによる回復能力の低下などのペナルティがつきます。
そうしたデメリット部分を、老練の経験と技量でカバーしていただく、というわけです。

若者のほうは、低レベルということで技量的には未熟なところもありますが、
そのぶん若さゆえの無茶や踏ん張りが利くというところもある。
こうしたことを表現するため、
一日に回数限定で振り足し用の『奮起』ダイスを使用できたり、
自発的にヒットダイスを使用して体力を回復できたり…といったような追加能力が与えられます。

若者でもなく年寄りでもないその中間、壮年のドワーフの場合は、データ的には通常のものになります。
（当シナリオの標準的な想定レベルである6レベルです。）

これらのレベル差によって、
例えば「歳を取ってガタが来始めた体に鞭打って前線で戦う老戦士」をプレイすることもできますし、
逆に「経験（高レベルによる多彩な呪文ラインナップ）を生かして理知的に戦う老賢者」をプレイすることもできます。
一方で、「負けん気の強い踏ん張りの効く若き戦士」や、
「年寄りの冷や水を横目にマイペースで冷静な若き魔法使い」などもプレイできます。

従来のシナリオではこうした年齢による能力差というのは表現しづらく、
あくまでロールプレイにおけるフレーバーに留まっていたと思いますが、
このER卓では単一種族（ドワーフ）のみという利点を活かし、
そうしたデータに基いたロールプレイを楽しめるようになっております。

（※D&D5版は旧版に比べると、PC間のレベル差による戦力差がそこまで大きくはなく、
また遭遇デザインも複数のレベルのPCが混成している場合を想定して作られていますので、バランス的な問題は心配御無用です。）

>・種族：マウンテン・ドワーフのみ
フォーゴトン・レルムでいうシールド・ドワーフは「マウンテン・ドワーフ」になります。
今回のERはシールド・ドワーフにフィーチャーした内容となっていますので、
原則としてマウンテン・ドワーフを選択していただきます。

>・禁止クラス：ドルイド、モンク、ウォーロック
シナリオの背景として、イルトカザルは伝統的なシールド・ドワーフの閉鎖的な王国です。
これらのクラスはクラス設定的に馴染まないため、今回のシナリオでは選択不可とさせていただきます。

>・選択ルール
基本的には記載の通りです。
一般的に採用されることの多い「特技」に関しては、当シナリオでは選択不可となります。
これは上述の「年齢によるレベル差」が存在することによって、特技の有無で必要以上に大きな戦力的差異を生まないようにするためです。
（※実際のところ、5版のキャラクターデザインとしては、特技がなくても問題なく完結していると考えられます。
これは「特技」があくまで「選択ルール」となっていることからもわかりますし、
またアメリカ本国では特技を採用していない卓の方が多数派のようです。）

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ほか、ご不明な点などありましたら、ご質問いただければ可能な限りお返事いたします。
お気軽にどうぞ！

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