遅くなりました! ( No.23 ) |
- 日時: 2018/09/05 21:30
- 名前: 殿 ID:MA1kMHbA
- 遅くなりましたがキャラ案です。
構成はあまり意識せず設定と方向性だけ考えております。
キャラ名:エーラス・フラスター クラス:ウォーロック/クレリック(フィーンドの契約/戦の領域 背景:侍祭 出自:異端派の宣撫専任司祭
人格的特徴: ・自身の信仰上の特定の英雄を崇拝しており、常にその人物の行いや模範に倣う ・他の神格への信仰に対して不寛容である。
尊ぶもの: 信仰に他ならない。「篝火の神」或いは「炎の皇帝」を絶対と信じ、 永遠の闘争と信仰者の魂を届け続けることが全てと信じている。
関わり深いもの: 我らが「炎の柱」修道会の復興。そして、我らに異端の烙印を押した堕落した教会が 消し去ろうとしている我ら会派の聖遺物を守り抜かねばならない。
弱味: 信仰心ゆえの苛烈さを抑えることができず、また行動も直線的で盲目的になりがち。
経歴: エーラス・フラスターの信仰するのは「篝火の神」或いは「炎の皇帝」とも呼ばれる苛烈な戦神である。 この戦神の教会には、七つの修道会とそれぞれが後援する七つの騎士団が存在する。 大主教などの世俗的な権威は、教会での内部闘争に勝利した会派から選出される。
エーラスが所属していたのは「炎の柱」修道会の“彷徨える破滅”騎士団である。彼はここで宣撫を担当する司祭を務めていた。 「炎の柱」修道会の教えは、他の会派のように他神格を信仰する者たちを抹殺するのではなく、 篝火の神が来るべき神々の大戦において勝利するための原動力として、彼らを改宗させなければならないというものであった。 しかし、この炎の柱修道会の考え方は、他の修道会からは異端と見なされていた。
七年前。それまでの勢力図が塗り替わり「戦槌ハーパ」修道会とハーパの赤き影騎士団が権力の座に就くと、 「炎の柱」修道会はこれまで以上に非難を浴び、勢力を削り取られ徐々に追い詰められて行った。 そして三年前。教会は炎の柱修道会を「劫火の儀式」の対象と宣告した。劫火の儀式とは、戦神の勝利のための軍事演習の名目で 実際の戦争を行う大掛かりな儀式である。基本的には教会と敵対する外部勢力を目標として“聖戦”を仕掛けるのだが、 この時の教会は異端派に刃を向けたのだった。
炎の柱修道会の長ヴィナール・イーガン司教は、教義に殉じることを決意し信徒に徹底抗戦を命じた。 エーラスら騎士団も懸命に抗ったが、衆寡敵せず修道会は壊滅した。 修道院陥落の間際、ヴィナール司教はエーラスら数名の司祭や騎士らを呼び寄せ、再起を期して落ち延びるよう命じ、 彼らに聖典や聖遺物を持ち出せるだけ託したのだった。
エーラスは聖遺物の一部を託され、国内を転々としながら少しずつ同志と接触を試みていた。 アヴォネル庄の騎士レーサイズ・エドシア卿は、かつて“彷徨える破滅”騎士団に所属しておりエーラスの知己でもあった。 レーサイズが匿うことに同意したため、エーラスはアヴォネル庄に「戦槌ハーパ」修道会の修道僧を自称し、潜伏に成功した。 それからの二年で、エーラスはアヴォネル庄の小作農たちの信を勝ち取り、徐々に教えを吹き込むことに成功した。 そしてまた、レーサイズを通じて荘園領主チェンウィ・マンバイ卿の息子チェンワルドの教化も進めたのだった。
息子の変化に恐怖を覚えた領主チェンウィ卿は、領内で苛烈な教えを広める修道僧を忌み嫌い、教会からの正式な司祭の派遣を要請した。 教会からは司祭に加えて残党狩りの一団が派遣されて来た。追い詰められたエーラスは、チェンワルドとレーサイズに残党狩りに逆撃し チェンウィも討ってアヴォネル庄を手にするしかないと説いた。だが、二人は戦力が足りないと同意しなかった。仕方なくエーラスは アヴォネル庄を脱したが、彼が荘園で最後に見たのは協力者二人と教化された小作農の幾らかが無残に殺される光景であった。
追手の存在に神経を尖らせながら、エーラスは追放者の一団に姿を紛れさせることに成功した。 苦難に満ちた道程で、エーラスはただただ、辺境で炎の柱の教えを再興し、神の意志を果たすことだけを考え歩を進めるのだった。
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