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[5] 【W-06】「黄色の王の夢 - Strange Aeons III」準備スレッド
日時: 2019/10/07 22:06
名前: 位坂敏樹(misaka) ID:H1KsufPA

【W-06】「黄色の王の夢 - Strange Aeons III」準備スレッドです。
すっかり遅くなりましたが今回GMを担当します位坂です。
今回のシナリオはStrange Aeons第3章を2日向けに調整したものになります。
https://ux.getuploader.com/DAC2019_W06/
上記はファイルのuploaderとなりますのでセッション用に限り自由に利用して下さい。

また、先に2点ほど注意点をば
・予め告知しておきますが、本シナリオはPathfinder RPGに於ける『星辰の彼方』とはどのようなものかというのを扱っており、実際のクトゥルフ神話の設定とは大きな乖離がそれなりにありますので、その辺りはご了承下さい。

・本卓は卓進行の要素として幾つかマテリアルを貸与しますが、中には再入手不可能品もありますので、くれぐれも丁寧な取り扱いを宜しくお願いします。
また、フィギュアについてもこちらから貸し出し可能ですので、必要な方は申告よろしくお願いします。


以下はレギュレーションとなります。
>レギュレーション
Pathfinder RPGのうちTechnology、kobold、Wayfinderを除く各種公式発行物(一部使用にGMの許可が必要)。
未翻訳分については、翻訳の提出を必須とする。(※サマリー等はGM側にて準備します。)
能力値22pt buy形式、キャラクターレベル8、2日目に9レベルとなりますので準備しておいて下さい。
年齢中年まで、悪不可(信仰としての悪神は場合により可)。
クラス及び種族は公式基準、

オリジナル種族不可、RP19迄の種族限定、記述は最新に従う。
各種の種族呪文及びアイテムは種族限定とする。

宗教についてはゴラリオンの神格を使用/天使、不定信仰は不可。
キャラクター特徴(キャンペーン特徴1、基本1)及びハロウポイントルールを使用。
(※ハロウポイントは一部ハウスルールとなります。)
物語特技の獲得不可、Drawbacksの獲得不可。
アイテム作成特技の修得不可(但し、ウィザード/ソーサラーの”秘術の絆”の作成はルール通りに半額で可能)。(※アイテム作成特技が必須のプレステージクラスについては代替特技を指示します。)

初期資金46,000gp、単品購入上限23,000gp/巻物、ワンド等の術者レベル上限は10。
ワンドはハーフチャージ購入可能、矢弾は1本単位での購入可能。
ウィザード1レベル《巻物作成》は《呪文熟練》に変更。
アルケミスト1レベル《ポーション作成》は《爆弾追加》に変更(生体解剖者について《技能熟練》を獲得)。オリジナルのマジックアイテムの作成及び購入と”知性あるアイテム”の購入は禁止。

レベルアップに伴うhp向上はキャラクターレベル1は最大値、以降はダイスごとに以下となる:d6/4、d8/5、d10/6、d12/7
以上はPathfinder Society Organized Playの方針に従っています。


>東洋の武器の扱いについて
 サムライ、ニンジャ等のクラスに東洋の武器への習熟の記述が無いものを除き、東洋の武器(軍用武器含む)を使用する場合は以下のキャラクター特徴を獲得する必要があります。

〔東洋の出自〕(装備または社会特徴)
君はその出自を東洋に持つ為、東洋の装備に慣れ親しんでいる。
利益:修得可能な言語リストにティエン語を追加する。また適切な価格を支払い、東洋の武器と防具を獲得する事が出来る。習熟等についてはそれぞれの装備のルールに従うこと。


>秘術使いの呪文習得に関して
〔秘術使いの伝手〕 Arcane Connection 魔法特徴/社会特徴
 秘術の使い手である貴方は、偉大な師匠を持っておりそのコネを利用することが出来る。

利益:あなたは、準備された秘術呪文を使用するクラスにおける1日の呪文数に等しい数の(能力値による追加も含めて)呪文を”呪文サービス”リストの価格で新たに習得することが出来る。この時、クラスレベルの上昇時に習得出来る呪文はこの数に含めず、また本来書き込みにかかる費用も発生しない。


>銃器の扱いについて
 如何なるキャラクターも《銃匠》特技を得ることなく銃器を入手することは出来ない。また、銃のランクは黎明期の火器迄に制限される(金属カートリッジは禁止)。


>私家版ハロウ・カードルールについて
今回のセッションでは、代替ヒーローポイント・ルールであるハロウ・ポイントルールを使用しますが、私家版として以下のルールを追加します。
尚、ハロウ・カードの位置(属性)とスート(能力値)については以下のurlの早見表を参照して下さい。
https://ux.getuploader.com/DAC2019_W06/download/1
鍵のスートはよく勘違いされますが、待機アクションを自身の任意のタイミングで行える効果であって、手番を増やす効果ではありませんのでご注意を。

●ヒーローポイント関連の特技、アイテム、呪文等は全て習得、獲得不可能。
●ハロウ・カードは通常3枚を上限とする。
●ハロウ・カードのボーナスは全て累積可能なハロウ・ボーナスとして扱う。
●見せ場:カードの使用は手番を必要とせずいつでも可能(但し、中立にして善/悪のカードはその後に標準アクションにて対象への接触を行う必要がある)、かつ1ラウンド中の使用枚数の制限も無し。
 ※槌x3の+24とかもやろうと思えば可能です…後の保証はしませんが。
●運命共同体:通常のtake10が可能な状況、及び戦闘中等でも隣接するキャラクター同士であればカードの交換が可能。
●運命は減らず増えず:他のプレイヤーからのハロウ・カードの譲渡や獲得は出来ない。
●運試し:GMがセッション中に指定するカード補充時に、1回だけ自分の手札から不要な札(複数可)を捨てて新たに引き直すことが出来る。
そして、ハロウカードルールに一部変更を加えます。
●啓示:適切なタイミングでStars(星)のカードを利用してGMからヒントや解説を得られた場合、新たにカードを引き直すことが出来る。
●神は言って(ry:何らかの要因により死亡状態となった場合、ハロウ・カードが2枚以上手札にあるならば2枚を捨てることで、”よろめき状態”として留まることが出来る。
 また、手札に1枚しか無い状態であれば、それを捨てることでhp−1かつ安定化状態として留まることが出来る。

>追加ルール:正気度について  https://ux.getuploader.com/DAC2019_W06/download/3
Strange Aeonsキャンペーンでは特殊な追加ルールとして正気度ポイントを採用しています。これはキャラクターが外なる領域の怪異に対してどの程度耐性を持ち、またそれらに接触し続けることによりどれだけの精神的外傷を負ったかを示す目安となります。

・正気度(Sanity Score)
 精神能力値(知力、判断力、魅力)の合計から現在受けている能力値ダメージ/吸収を引いた値となる。正気度ダメージを軽減するためには意志セーヴを行う必要があり、受けるダメージは状況により変化する。
・正気閾値(Sanity Threshold)
 現在最も高い精神能力値修正値から能力値ダメージ/吸収値を引いたもので、正気度へのダメージを受けた時にこの数値以上であれば何らかの狂気を獲得する。
・正気修正値(Sanity Edge)
 正気度の1/2で、もしも狂気の発現時に現在の正気度ダメージ合計が修正値以下であれば軽度の狂気を、修正値以上であれば重度の狂気を発現する。また正気度修正値以上の合計正気度ダメージを受けたならば休眠状態の狂気全てが発現する。

 また、レッサー・レストレーション等の即時回復効果を用いても回復可能な正気度は修正値未満(つまり最大値の半分-1)となりますので注意して下さい。

 その上で以下の弱点を獲得可能となります。
●弱点-”精神の瑕疵”(3回迄獲得可能)
 これは君が以前の冒険で狂気を孕む困難に踏み入った証である。君はその事柄に少なからぬ報酬を得て、代償として正気を失った。
効果:1回の獲得につき2点の初期正気度を喪うが、1,000gpの追加資金を得る。
尚、2回目の獲得時には必ず軽度の狂気を1つ獲得する。


 以下は今回の卓に於けるキャンペーン特徴となります。特徴については極力重複しないように獲得するようお願いします。
追加された効果については、以前の冒険を経て新たに獲得したものとなります。
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〔罪に苛まれ〕 Driven by Guilt:
 君は自分の倫理に反することを行ってしまったという感覚を持って目覚める。君が一時堕落していたのか、あるいは忘れた行為を行うことを強要されたのかに関わらず、
この罪悪感は君がこの世の善なる者を糧とする者たちと戦う動機となる。君は君の現状を、汚名をすすぎ、この不安な気持ちを打ち払うための機会だと捉えている。

効果:君は悪のクリーチャーの呪文や疑似呪文能力に対してセーブに+1の特徴ボーナスを得る。さらに、一日一回、速攻アクションとして、1ラウンドの間、君は悪のクリーチャーに対する攻撃ロールに魅力ボーナスを加え、ダメージロールにクラスレベルに等しいダメージを加えることができる。この特徴を選択するために君は善属性でなければならない。

追加−記憶を取り戻した君は、自分の行った恐ろしい行いの全てをも思い出した。そして、君は今後それを行わないという選択肢を得た。
この感覚は君を動揺させたが、しかし最近の宇宙的悪と戦う行動を通じてあなたに明確な信念と目標 -- すなわち、他者と世界を救済する --を与えた。

効果:1日1回、1分間君は標準アクションとして悪のクリーチャーによる呪文あるいは疑似呪文能力によるセーヴに+1特徴ボーナスを仲間に与えることが出来る。

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〔冷静沈着〕 Enduring Stoicism:
 君は目覚めた時には自分の鼓動が聞こえているが、不思議と平然としている。君は自分がいる状況が恐ろしいということは理解しているが、その恐れに自身を制御されることを拒む。そんなに心配するようなことには感じられない。君が名状しがたき力に相対する時、冷静でいることが君を生きながらえさせることを知っている。

効果:君は恐怖や感情の補足説明を持つ呪文や効果に対する全てのセーブに+2の特徴ボーナスを得る。更に、人々は君が予測不可能だと感じ、君は威圧の判定に+1の特徴ボーナスを得る。

追加−君は記憶を取り戻したが、奇妙なことに君は過去にロウルス卿に仕えている間の様々な経験の大洪水に呑み込まれることはなかった。
君は自身の過去に恥ずべき行動があったことは自覚しているが、とはいえ今それについて出来る事は何も無く、君とその仲間達を悩ませる
名状し難き勢力と戦い続けることこそ最良の行動である。

効果:怯え状態への完全耐性を得る。しかし、依然として恐れ及び恐慌状態の影響は受ける。

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〔怪異なるものの敵〕 Foe of the Strange:
 君は恐ろしい悪夢を見た後、勇気と共に目覚める。君は悪夢で見た奇妙な生き物に恐怖を感じるよりも、その経験によりそれらの驚くべき外なる存在に対する心の準備ができた。君は不思議な状況や悍ましき力の餌食となったことを知っているが、君は無力感を受け入れない。それよりも、君は自分の現状を引き起こした者に対して反撃を誓う。君の悪夢に出た生き物たちは君に恐怖を感じさせない。君は奴らと戦いに行く。

効果:君は異形の変則、疑似呪文、そして超常能力(例えば、ジバリング・マウザーのうわごとやインテレクト・デヴァワラーのコンフュージョン)に対してセーブに+1の特徴ボーナスを得る。また、君が混乱してそのラウンドの行動を決めるためにロールをする時、結果から10を引く。

追加−記憶を取り戻した君はアイリス・ヒルにて狂ったロウルス伯爵の助手をしていた時に何があったかを断片的に思い出した。星辰の彼方の怪物達に関する経験は、理解を深めそれらへの恐怖からあなたを守ることとなった。

効果:異形へのセーブに得られるボーナスが+1増加する。

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〔精神交換の経験〕 Formerly Mind-Swapped:
君は記憶喪失の恐怖とは異なる、不思議な感覚を持って目覚める。その経験の完全な記憶は、他の者と同様に君の記憶から消されているが、君の精神は過去に時空の彼方の生物、イス人と交換されたことがある。君はイス人の奇妙な町を他人の体でうろついた詳細は覚えていないし、これが不思議な厳格ではないかと心配する−しかし、時々、この経験の結果、君は閃くことがある。君はこのわけのわからない世界に関して、この閃きが大いなる視点を提供し、頼れるものであることを知っている。

効果:一日一回、君は失敗した知識判定を振り直すことができる、更に、君は訓練していない知識判定を難易度10ではなく20まで挑戦することができる。

追加−自身の記憶を取り戻したとき、より以前の精神交換についての記憶も断片的ながら取り戻すこととなった。イス人達は君の故郷たる世界についての情報を求め、交換条件として貴方もより多くの事を学び、自身の明晰さによってより多くの物事を解き明かした。
効果:知識判定により情報を得る場合、+2のボーナスを得る。

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〔整然とした精神〕 Methodical Mind:
 君がぼんやりとした記憶だけ持って目覚めた時、君は丁寧に君の考えを整理し、君の現状の理由や場所を特定しようとする。これは君を安心させ、君は自分はいつも自分の整然とした精神と現実的なアプローチによって困難を乗り越えてきたことを知っている。君はこの集中力と鋭さを活かし、絶望的な現状を調査する。

効果:三つの知識技能を選択する。これらの知識判定に+1の特徴ボーナスを得る。更に、一つの知識技能を選択する。その技能について君は1日1回d20を2回振り好きな方を選ぶことが出来る。

追加−君は記憶を取り戻したことにより、君は未知のまま残された情報を読むか暴き立てなければならないことを理解した。
ブライアストーン精神病院で目を覚ましてから経験した様々について、君は閉ざされた記憶の中でそれら宇宙的悪についてより多くを既に知っており、また君のそれらに対する整然とした解析は将来の苦難において君を助けるだろう。

効果:1日1回、[精神作用]へのセーヴ時に2回ダイスを振り、より良い出目を選択することが出来る。

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〔喧嘩っ早い〕Pugnacious:
 君はまるで最近戦っていたかのような筋肉痛と血のついた拳で、精神病院で目覚める。曖昧だが、勝ったような気がする。説明できないが、君は自分がいつも手が出るのが早く、追い詰められた時の自分の本能は攻撃することだったと知っている。精神病院に囚われた君はイライラしており、君は何が起こったのかを知りたいと共に、自分を自由にし、これを行った人物に復讐したい。

効果:君は二体以上の敵の機会攻撃範囲内に収められている時、攻撃ロールに+1の特徴ボーナスを得る。更に、一日一回、君は次のいずれかの効果を割り込みアクションとして得ることができる−1ラウンドの間、自分の近接攻撃の間合いを5フィート増加させる、または1ラウンドの間、自分の武器のダメージを決定する際、サイズを一段階大きいものとして扱う。

追加−記憶を取り戻した君は、かつての思い出せなかった期間に君を不当に扱った者達に強い怒りを覚えた。君の記憶からロウルス卿の顔が忘れられることはなく、君は復讐を誓い怒りに震えている

効果:1日1回、1回の戦闘中攻撃あるいはダメージロールに+1特徴ボーナスを得る。

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〔儀式主義〕Ritualistic:
 君は魔力と目的を感じながら目覚める。君が過去を思い出せないことは不安だが、君は君と仲間たちが全てを完璧にこなせば − 正しい手順で正しいことを行えば −、答えは自ずと現れ、記憶も取り戻せるという直感がある。君は過去に綿密な計画と根拠に基づいた行動を行っていたという感覚があるが、最近それらの技術をあまりよくない事に使用したという感覚もある。

効果:0レベル呪文を一つ選択する。君はこの呪文を自分のキャラクターレベルと同じ術者レベルで疑似呪文能力として、一日一回使用できる。疑似呪文能力のセーブ難易度は魅力に依存する。また、君はオカルト儀式を行う際の全ての技能判定に+2の特徴ボーナスを得る。

追加−自身の記憶を取り戻した時、ロウルス伯爵の奇妙かつ忌まわしき儀式の研究と実験の数々の助手をしていたこと、そして自分の神秘的な分野への才覚も取り戻した。

効果:君は獲得した0レベル呪文を無限回数として利用することが出来る。

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〔敏感な精神〕Sensitive Mind:
 君は近くに潜む脅威を痛いほど感じ取りながら精神病院で目覚める。君の記憶はぼんやりとしているが、君の周囲は全てはっきりと見える。君は自分が以前から目ざとく、一度出会っただけでも相手のことが良くわかるという感覚がある。この敏感さは時には君を圧倒する、例えば現在のように。

効果:君は鑑定、知覚、そして真意看破に+1の特徴ボーナスを得、これらのうちの選択した一つはクラス技能となる。更に、一週間に一度、君はサイキック呪文を発動できず、念術感応特技を持っていなかったとしても、サイコメトリーのオカルト技能開放が使用できる。サイコメトリーやその他のオカルト技能開放に関してはPathfinder RPG Occult Adventuresを参照しよう。

追加−自分の記憶を取り戻したことで、君は自分の鋭い認識が過去に良心的でない行いをする時でさえ自身を助けていたことを思い出した。
この新たに発見された明晰さは現在進行中の戦いに於いてさえ君を助けるだろう。

効果:1日1回、〈鑑定〉、〈知覚〉、〈真意看破〉技能判定の際に2回ダイスを振り、より良い出目を選択することが出来る。

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〔真なる信仰心〕True Devotion:
 君はまるで自身の倫理観や信仰に激しく逆らってしまったかのような恥を感じながら目覚める。しかし、君は神から二度目のチャンスをもらったかのような、安心感も感じる。君は自分に何が起こったのかを調べたいという気持ちと、名状しがたき悪の勢力に反撃したいという衝動がある。もしも、君の調査の結果、君が自分の信仰や属性に反する行いに参加していたことが明らかになったとしても、君の再燃した正義の信念のため、君の神から見てこの出来事は君の立場に影響しない。

効果:一日一回、信仰呪文を発動する時、君はその呪文を呪文スロットや一日の呪文数を消費せずに発動することを試みて良い。この試みは20%の確率で成功する。更に、君の持つ領域か審問を一つ選択する。君はその領域か審問の一つ目の力を一日に一回追加で使用できる。君はこの特徴を選択するために、善属性であり、信仰呪文を使用できなければならない。

追加−失われた記憶を取り戻した君は、失われた罪を再度思い出したことで自身の信仰との繋がりがより強固になっていることを実感した。神は貴方の善良なる性質を自身の仲間達を助ける為に使い、貴方と世界に対する敵との戦いに邁進するよう命じた。

効果:貴方は召喚術(治癒)呪文に防御的発動を使用する場合の精神集中判定に+4の特徴ボーナスを得る。

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〔落ち着かない〕Twitchy:
 君の目覚めて最初の考えは、自分の記憶喪失に対する混乱ではなく、安全な場所へ行きたいという衝動である。君は自分の仲間以外の全てが君にとって脅威であると感じ、君はいつも対応する準備をしている。君はじっとしていることができず、常に周囲を警戒している。君は疑心暗鬼になっているのかもしれないし、想像力が豊富なのかもしれないが、いずれにせよ、君はこれらの感覚を研ぎ澄ますことが君の生存に関わるということを知っている。

効果:君はイニシアチブ判定に+2の特徴ボーナスと、反応セーブに+1の特徴ボーナスを得る。

追加−貴方は記憶と共に冷静さをその欠けた心に取り戻しつつある。しかしまだ不安は払拭されず、些か偏執狂気味ではあるものの敵と相対した時にその心をどのように用いるかについて優れた感覚を宿した。

効果:1ラウンド中に使用出来る機会攻撃回数が+1される。この効果は《迎え討ち》特技やその他の効果とも累積する。
メンテ

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【前回のあらすじ】 ( No.7 )
日時: 2019/09/29 21:48
名前: 位坂敏樹(misaka) ID:IHLqATTw メールを送信する

- 1 - 正気への探索
 万国旗のように黄色い布がはためき、黄色い霧が立ち籠める何処とも知れない都市を彷徨っていた君達は、突如襤褸を纏った男(Tatterman)に襲われ、彼が手にした剃刀によって切り刻まれ霧の真中に沈んだ

 筈だった。気が付いたそこは冷たく暗い地下牢の中で、医者らしき女が寝台の上に乗った裸の男を解体しようと鋸を振り回しているところだった。自分達の名前を除き記憶を失っていた君達だったが機転を利かせ、或いは強引に檻そのものを武器として医者を昏倒させたが、それが目の前で化物ドッペルゲンガーの正体を現す様を見る。片足を失った裸の男カンプレ=リンウェイ(Campre Linweigh)は突如として地震が起こり、次いで黄色い霧がこのブライアストーン精神病医(Briastone Asylum)の周囲を覆いこの地を出入り不可能な隔離地としてしまったと語った。ドッペルゲンガーと入れ替わったイレーシ=スケーニ女医も黄色い霧が発生するまでは全くそのような気配すら無かったとも語った。

 地上へ出た一行は生き残り達を守る衛兵隊長ボースティン=ヨーク(Vaustin York)と遭遇し、彼の信頼を得る為に崩壊した精神病院のうち南西部を支配するグールやドッペルゲンガー達を倒し、彼の信頼を勝ち取る事に成功する。彼が守護するファラズマの聖堂には病院から集められた生存者達が不安に震えながらファラズマの司祭ウィンター=クラッヅカ(Winter Klazcka)を精神的な支えとして何とか正気を保っていた。

 ウィンター=クラッヅカは君達にこの精神病院の所長であるエリージ=ロサンドロ(Eliege Losandro)と”黄霧の真理教団”と呼ばれる新興宗教を興すに到った重病患者ウルヴァー=ザンダルス(Ulver Zandalus)を探し出し、その凶行を止めなければならないと依頼してきた。

 途中図書館を住処とするラットリング達と共にこの島がかつてブライアストーンの魔女と呼ばれる魔女により支配されていた事や対岸に位置する都市スラッシュムーア(Thrushmoor)を襲った謎の住民消失事件”スラッシュムーアの消失”について知ることとなる。そして所長室へと到着した一行を待ち構えていたのは、生ける異界の霧の発生装置オネイローゲンと化したエリージ所長の成れの果てだった。
所長の日記より、君達は領主ヘイストン=ロウルスW世(Haserton Lowls IV)によりこの精神病院へと連れて来られたこと、また領主はこの精神病院の中でも特別難病患者であるウルヴァー=ザンダルスとの会話を特に望んでおり、君達と引き替えに特別な魔術を用いて彼を治療することに協力するという旨の申し出があったことも判明した。

 途中、押し寄せる血の奔流の霊障により行く手を遮られたり、まだ生きている患者が突如としてグールに変貌する様子を発見したり、惨死した幼子の霊を宥めたりして黄霧を纏う難民達が集うキャンプ地へと到着する。
キャンプ地では人前に出なくなった教祖ウルヴァーに代わり、ワーレン=エルボルーン(Wren Elbourne)が難民達の世話をしていた。彼からウルヴァーは2階にいるが、まず霧を発生させているオネイローゲンをなんとかしなければならないと聞き出し、守護のグール達を退け倉庫に隠れていたオネイローゲンを倒す。

 そして多数のグールやオネイローゲンを引き連れたウルヴァー=ザンダルスと対峙し彼を倒すが、その直後彼の口から黄色い霧が噴き出し、”襤褸を纏った男”の姿へと変容する。ヘイストン=ロウルスW世は儀式によりウルヴァー=ザンダルスに眠るもう1つの姿、ドッペルゲンガーの存在を呼び覚ましたのである。
また、この儀式は島に眠る魔女の使い魔の精神を刺激し、それにより地震が発生したのだった。
かつて殺した筈の君達の姿に驚いた”襤褸を纏った男”を倒し、君達は領主の不正を暴くため派遣された”王家の告発者(Royal Accuser)”であるウィンター=クラッヅカと共に島を離れスラッシュムーアへと向かうことになった。


- 2 - スラッシュムーアの怪
 ブライアストーン島を後にした君達を待ち受けていたのは混沌と破滅の淵にあるスラッシュムーア(Thrushmoor)の町だった。街中には人さらいや怪異が横行し、フライリーフやペシュといった麻薬が蔓延しているにも関わらず支配者であるヘイストン=ロウルスW世伯爵は町の北西にある自身の屋敷から姿を見せることは無かった。

 ウィンター=クラッヅカの紹介でスラッシュムーアに本部がある”不眠の探偵社(Sleepless Agency)”の所長であるセサディア=レンツ(Cesadia Wrentz)に紹介された君達は、飽和状態にある彼女の仕事を手伝うことを条件に自身達の過去を調査依頼することとなった。

 町外れの洞穴を根城とするドルイドを退治し、街中で売り捌かれる麻薬の証拠を押さえそこでメリセン(Melisenn)なる女性からの”夢見の酒”と麻薬の発注書を発見したり、日を追う毎に街壁に増える奇妙な落書きの犯人として吊し上げられた修復中のファラズマ大聖堂に寝泊まりする宗教画家レルウィン=ハソック(Lelwyn Hasok)と怒れる町の住民のトラブルを解決したり、大広場でわめく終末論者をなだめたりしていると、ケルドリン=モン(Keldrin Mon)なる港湾労働者の男性から声を掛けられる。彼は君達のかつての友人であると自称し、町を出る前に19番埠頭に何かを隠す手伝いをしたが、共に作業を行った他の友人達はそれを盗もうとして帰ってこないと君達に伝えた。

 数少ないかつての自分達の手掛かりを求めて19番埠頭へと向かった君達だったが、そこで埠頭に巣喰うジバリング・マウザーに襲われる。更に背後からは死せる復讐者レヴナントと化したケリン=ムーリック(Klyn Murik)が君達の名を叫びながら襲い掛かって来た。どちらも撃退した君達だったが、その時断片的な記憶が蘇ることとなった。君達はロウルス伯爵の助手として雇われたならず者達であり、かつて屋敷に忍び込んだケリンを勢い余って殺害したのだった。この件により君達はスラッシュムーアの裁判所へと出頭を命じられており、セサディアはかつて裁判が行われているのであればその記録はハイルコース城砦(Fort Hailcourse)に残っている筈だと指摘した。

 スラッシュムーアの北に位置するハイルコース城砦は都市の衛兵達の本拠地であると同時に裁判所であり同時に監獄も兼ねる都市護衛の要の施設であった。裁判長への面会を求めた君達は扉越しにバラウィン=セシル巡査(Constable Barawyn Cesyll)に裁判長は現在外出中であり面会不可であるとにべもなく断られる。しかし城壁の上に建つ衛兵がジュジュ・ゾンビであることを看破した君達は強引に城砦へと侵入し、セシル巡査に化けていたソウル・シルバーと戦闘になる。鏡面を伝い移動するソウル・シルバーとジュジュ・ゾンビの傭兵達を撃退した君達はこの砦が暫く前より既に制圧されていたことを知る。更に砦に潜んでいたスカム達を撃退し、裁判長の日記から被告達は犯行当時に心神喪失状態にあり裁判を受けられる状態にはなく、ブライアストーン精神病院へと入院させることを条件に上告を棄却せよというロウルス伯爵からの命令があったことが記されていた。

 砦の地下牢には街中からさらわれた青年ショールン(Sholn)が囚われており、彼はここに囚われていた人々の多くが既にロウルス伯爵の屋敷へと運ばれたことを君達に伝えた。
 アイリス・ヒルの上に聳えるロウルス伯爵の屋敷の門は固く閉ざされており、君達の訪問に対して奇妙な身なりの衛兵は扉の向こうから沈黙を保って返すのみだった。しかし彼の横に居た蛮人クル達はそうではなく、君達を殺害すべく扉を開けて襲い掛かって来た。屋敷の中にある行ける生け垣リヴィング・トビエリィをも巻き込んだ戦闘を終えた君達に今度はロウルス伯爵の賓客であったデレーネ=スペンスとアサ=ラリスが奇襲を仕掛けてきた。衛兵や彼女達はハスターの邪印を懐に隠しており、それは既にこの場所がハスター教団の手に落ちていることを示していた。

 伯爵の本邸へと侵入した君達を待ち受けていたのはハスター信者と共に襲い掛かるティンダロスの猟犬、星辰の彼方の怪物スター・ヴァンパイアそしてハスター教団の暗殺者だった。これらを撃退した君達は屋敷の屋根裏で怪物同然の存在と化した伯爵の母ネミラ=ロウルスと遭遇する。呪われた存在であるネミラは君達の尽力により一時的に正気を取り戻し自身の呪いを解くべく奔走していたロウルス伯爵がやがて深淵の魅力に囚われ力を欲するようになった様を語り、凶行の阻止と自身の殺害を依頼する。

 ロウルス伯爵の書斎から数多くの文献や資料を発見するが、伯爵自身は既にセレン河を下りタルドールの港町カソミールへと向かったことを知る。

 邸宅の地下で裁判長のバッヂと衣装を身につけた黄印の守護者(Keeper of the Yellow Sign)とそれを楽しそうに手入れするレンの住人”ウェイラライ(Weiralai)”を発見する。このウェイラライこそが君達をロウルス伯爵に奴隷として売りつけた張本人であり、何故戻ってきたかと悪態を吐く彼女を倒すと煙のようにその死体は消えていった。

 ウェイラライを倒した君達に奇妙なテレパシーが届く。それはかつてこの地で眠りに就いていた古の種族(Elder Things)達のものであり、君達がハスター教団と敵対するものであると知ると自身の居る区画へと呼び寄せ、君達にこの地でかつて起きた出来事について語った。

 それは”スラッシュムーアの消失”(Thrushmoor Vanishing)と呼ばれる事件の真相であった。この地に設置されたハスターの祭壇である”星の御柱”(Star Stela)は”盲目のもの”(Flying polyp)と呼ばれるハスターの眷属を星辰の彼方より呼び寄せる為の道標であり、これに導かれた怪物によって住人達は貪り喰われたのであった。古の種族達は再びこの装置が起動しないように監視する為にこの地で眠りに就いていたが、彼らの存在を発見したハスターの司祭メリセン=コロロに騙されて情報を引き出されてしまった。
メリセン=コロロは休止封印状態にあった”星の御柱”を再起動させスラッシュムーアを破滅に導くべく街中から人を攫い生贄にしているのだった。

 メリセン=コロロはアイリス・ヒルの地下最深部で起動した”星の御柱”の前に立ち今にも盲目の者達を呼び寄せようとしていたが、幸いにして君達によってその企みは阻止され”星の御柱”も再び休止状態となった。

 スラッシュムーアの破滅を阻止した君達はセサディアの友人であるハーフリングのスカイウィン船長の助けを借りてセレン河を南下しロウルス伯爵の凶行を阻止すべく旅立つのであった。
メンテ

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