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[1] 【W-01】5×5の物語 準備スレッド
日時: 2015/07/06 23:15
名前: DACWebスタッフ ID:HGa3O2wg

本卓の参加者の方はスレッドを利用して、卓の準備をお願いいたします。
メンテ

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ストーリー再掲 ( No.85 )
日時: 2015/09/15 21:41
名前: ID:AwtZte3A

取り急ぎ、ストーリーを再編してきました。確認をお願いします。

ちなみに簡単にまとめるとこんな感じです。

1) エルフの村で育ちと闘技場で成長。復讐を決意
2) 対人間(善人?普通の人)の復讐のための戦い
3) 尽きることのない悪魔との戦い
4) 聖域を狙う勢力との戦い
5) アスモデウスを始めとする九層地獄の大軍団との戦い


1)
異種族と白眼視されながらも、ささやかながら確立していた自らの居場所であったエルフの村を襲われ、
真の意味で天涯孤独となったヴォーギラン。闘技場の敵役として使われるが、しぶとく生き残り、ついに自由を勝ち取る。
自らの不運と血の繋がらぬ家族の無念を拭うかのように復讐を決意する。

2)
自らを、村を、家族を襲ったものたちの所在を突き止める。その過程で、ヴォーギランの村が襲われた理由も明らかとなった。
曰く、村の聖域とされた森の地下には良質な鉱山が眠っている。村を襲った者たちはその所有権を得るために雇われたかつての傭兵だった。
だが、村の犠牲の元、鉱山が世界に恩恵を与えることは無かった。技術の不足か見込み違いか、鉱山はすでに廃坑となっていた。

孫娘を愛する男には孫娘の死を与え、健康が自慢の男には両手足と別れを告げさせ、宝石を集める男には二度と
それを見られぬよう両目を潰した。直接の死ではなく、最も大切にするものを奪い、絶望を与え続けた。
達人(11Lv〜を表現する適切な言葉)の域に達し始めていたヴォーギランは金や権力により招集された歴戦の英雄達をしても
止められるものはおらず、月日の流れはその復讐を着実に進めていく。
ヴォーギランの魂はいつしか血にまみれていった。

3)
あらかたの復讐を終えたヴォーギランは、弔いのためにと鉱山―今は廃坑となった聖域―の地下へと潜った。
聖域の地下でヴォーギランが見たものは、村の仲間の魂を捉えた異形の者たちだった。
聖域の魔力が鉱山開発により乱され、その魔力は地獄への扉を開いたのだ。

聖域を取り戻すための戦いは熾烈を極めた。なにせ相手は名のある悪魔である。それも境界を越えほとんど無尽蔵に送られてくるのだ。
ヴォーギランはほとんど休むことなく7年(仮)以上戦い続け、ついに扉を封印することに成功する。

4)
自身のやれることは全て達した。そう感じたヴォーギランは目的を失い、聖域を守る守護者のようにただ年月を重ねた。
退屈な日々であったが、聖域を守る中その剣劇の腕だけが一層輝きを増していった。
そんな中、聖域の力を狙ったドラウの女王と名乗る一団を壊滅させた折、家族の魂が解放されていないことを知る。
苦労して封じた扉の奥、九層地獄に堕獄者として送られているというのだ。
そのうえ、村が襲われた原因となった鉱山開発にも悪魔たちの息がかかっていたことも明らかになる。

その時、ヴォーギランの目に再び炎が灯った。自然と口角が上がり、その体は喜びに打ち震えた。
自らの種族の性を呪いつつも、ヴォーギランは生きる糧を見つけたのだ。

死してなお、安らぎを得られていない家族を解放するため、いや、これももう口実かもしれない。
自ら封じた九層地獄への扉を開き、いま再び復讐の一歩を歩み出した。その時の顔を見たものがいれば、きっと悪魔と評しただろう。

5)
いったいどれほどの月日が流れたのか、ヴォーギランは第九地獄ネッソスの中心部、マルシームにいた。
目の前の大悪魔とその大軍勢を屠りしめたときに自分がどんな顔をするのか。
ヴォーギランは全てをなげうち、"悪の首魁"アスモデウスとの最後の一戦が始まる。

一時よりも勢力が衰えたとはいえ、相変わらずデヴィルの悪行は止むことはなく、アスモデウスの名はすべての次元に轟いている。
ヴォーギランが新たなるアスモデウスとして地獄の王になったのだろうか。あるいは単純に9度目の奇跡が起きなかっただけなのか。
長き年月を経て、再び大自然へと還った聖域は静かに時を刻んでいた。
メンテ

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