■はじめに ( No.1 ) |
- 日時: 2017/07/25 23:37
- 名前: Manbo◆Dwarf/rX7I ID:VrE.OGsM
- このたびグレイ・ウォーデンズ(GW)のDMをさせていただきますManbo(まんぼ)と申します。
よろしくお願いいたします!
さて、D&Dをある程度以上遊んだ方でしたら、 冒険の中で、倒すべき敵として「デュエルガル」相手に戦ったことが一度はあるのではないかと思います。 (※もしなかったとすれば、それはきっととても幸運なことかも知れません。)
灰色ドワーフ、別名デュエルガル(デュエルガー)。 黒い肌に灰色の髭をはやしたドワーフの邪悪な親戚。 巨大化して目の前に立ちふさがったり、不可視になって不意討ちをしかけてきたり、 あるいはその髭を恐るべき地獄の針として飛ばしてきたり。
一般的に善のエルフに対して悪のダークエルフがいるように、 ドワーフに対する悪のドワーフ、それがこのデュエルガルです。
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そんな邪悪なデュエルガルですが、彼らもただの野獣・モンスターというわけではなく、 元は同胞であるドワーフの一氏族でした。 彼らにも悲しい成り立ちの歴史があり、自分たちの社会があり、そして独自の考え方があります。
セッション概要にも書きましたが、 D&Dの有名なキャラクターとして、ダークエルフのヒーロー、ドリッズト・ドゥアーデンがいますが (ご存じない方のために、小説『アイスウィンド・サーガ』や『ダークエルフ物語』に登場する、善のダークエルフの二刀流レンジャーです。)、 同じように、デュエルガルの中にも当然、そうした一般的な種族としてのしきたりや生き方に背く者も 決して多くはないかも知れませんが、確かに存在するのです。
もちろん、一般には悪の種族として認知されているデュエルガルですから、 地上へ出たとしても手放しで歓迎されるということはないでしょう。 それに加えて、種族の道に背いたとあれば、はいそうですかで話が済むわけもありません。 行く手にはきっと様々な困難が待ち受けていることでしょう。
しかし、そうした困難な道だからこそ、 あえて進む者たちの姿には物語としての面白さがありますし、 そこにはきっと他にはない、唯一無二の冒険が待っているのではないかと思えるのです。
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とまあ、いろいろと理屈を述べましたが、 ともあれ単純に「悪からの転向」、 こうした"抜け忍もの"は燃える!と、私は思うわけです!(それがドワーフならなおさらです!)
そういうわけで、 ドワーフが好きで、かつそうした趣きのシナリオに興味を引かれるという方がおられましたら、 ぜひこの"グレイ・ウォーデンズ"で一緒に卓を囲みましょう。 ご参加お待ちしております。
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■レギュレーション ( No.2 ) |
- 日時: 2017/07/30 03:18
- 名前: Manbo◆Dwarf/rX7I ID:gGRH/y6w
- 追ってアップデートしていきますが、
以下、ひとまず現時点でのレギュレーション詳細になります。 (今後変更される可能性があります。)
・使用可能ルール:PHB、ベーシックルール ・レベル:5レベル→7レベル(1日目→2日目でレベルアップします。) ・能力値は規定値割り振りorポイント購入27ポイント ・所持品:初期資産+400gp、アンコモンのマジックアイテム1つを所持 ・ワールド:フォーゴトン・レルム ・種族:グレイ・ドワーフのみ(ドワーフのサブ種族となります。種族データについてはこちらでご用意いたします。) ・背景:シナリオ独自のものから選択(後ほど開示します)
・戦闘はグリッド・マップを使用します。(4版形式のナナメも1マスとして数えます。) ・挟撃の選択ルールは使用しません。
このGW卓は初心者向けにも〇がついています通り、 D&D5版の経験が少ない方、初めて触るという方でも歓迎しております。 キャラクターの自作が難しい場合は、こちらでプレロールド・キャラクターもご用意いたします。
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■グレイ・ドワーフについて ( No.3 ) |
- 日時: 2017/09/22 03:47
- 名前: Manbo◆Dwarf/rX7I ID:tLmILQ0A
- 前述の通り、種族はグレイ・ドワーフ(デュエルガル)のみということで、
種族データに関しては、ドワーフのサブ種族として以下のデータを使用していただきます。
--------------------------- 灰色ドワーフ(デュエルガル)
灰色ドワーフ、あるいはデュエルガルはアンダーダークの奥深くに住んでいる。 他のドワーフたちよりもずっと深くへと掘り進んだ果てに、彼らは長きに渡りマインド・フレイヤーの奴隷とされてしまったのだ。 やがて結果的に自由を勝ち取りはしたものの、この残忍な、灰色の肌のドワーフたちは、いまや自分たちが奴隷を使役する側となり、 かつての主人に負けずとも劣らぬほど暴君めいている。
デュエルガルは様々な面において肉体的には他のドワーフと似通っており、 体型は針金のように細く引き締まっており、黒い瞳に禿頭で、男性は長くぼさぼさの灰色の髭をたくわえている。 デュエルガルは他の何よりも労苦を重要視する。 厳然たる意志や憤怒以外の感情をおもてに表すことは彼らの文化においては良しとされないが、 彼らはしばしば仕事においては楽しげな様子も目撃されている。 典型的なドワーフ同様に秩序ある状態、伝統、そして完璧な職人の技を貴んでいるが、 彼らの作り出すものは純粋的に実利的であり、外見や芸術的な価値に関しては軽視される傾向がある。
冒険者となるデュエルガルはほとんどおらず、地上の世界に残る者はさらに少ない。彼らは偏狭で疑り深い種族なのだ。 彼らの地下の都市を離れる者は、たいていが追放者である。
・能力値上昇:筋力+1 ・特殊な感覚:暗視120ft ・追加言語:地下共通語(アンダーコモン) ・デュエルガルの忍耐力:幻術、被魅了・麻痺へのセービング・スローに有利(アドバンテージ)
・デュエルガルの魔法:>>49 3レベルで自身にエンラージ(エンラージ/リデュースのエンラージ部分のみ)、 5レベルで自身にインビジビリティをそれぞれ1回使用可能。 物質要素は不要。直射日光下では使用不能(ただし詠唱した後で日光の下に出ることは問題なし)。 大休憩後に使用回数は復活する。 呪文の詠唱能力値には知力を用いる。
・陽光過敏:自身、攻撃目標、あるいは知覚しようとする対象が直射日光の中にある時、 攻撃ロールおよび視覚に頼る判断(知覚)判定に不利(ディスアドバンテージ)を得る。
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デュエルガルの種族としての基本的な属性はローフル・イービル(秩序にして悪)ですが、 今回のシナリオはレギュレーションにも書きました通り、積極的に悪を推奨するシナリオではありません。 むしろその逆、「悪からの脱却」がテーマのひとつとなります。 それぞれのPCの行動の動機については、後ほど皆さんに選択していただくシナリオ背景によっておおまかな指針が提示される予定です。 (例えば地上へのあこがれであったり、信頼する隊長への忠誠であったり、あるいは新たな信仰への目覚めであったりします。)
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