FRについて ( No.23 ) |
- 日時: 2016/09/02 04:10
- 名前: Manbo◆Dwarf/rX7I ID:LjkKcU0k
- 先だってgokokujiさんの点呼へのお返事の際に書きましたが、
今回の背景設定となるフォーゴトン・レルムという世界について、 ざっくりとご説明いたします。 (今回の卓は他に詳しい方もいらっしゃるようですので、 自分の説明におかしなところがあったら突っ込みをお願いしますw) (ざっくりと言いつつそれなりに長くなってしまいましたが、 「だいたい」の理解で結構です )
■概略
・基本的には、一般的にイメージされるような「剣と魔法のファンタジー」の世界です。 (エベロンのようなスチームパンク・ファンタジーや、 ダークサンのような荒廃ファンタジー世界などと比較すると特に顕著です)
・神様の数が多く、個性が強いです。 現在進行形で複数の神様(神格)がそれぞれの種族ごとに存在しており、 それぞれ勢力を伸ばそうとしたり、あるいは秩序を守ろうとしたりとしのぎを削りあっています。
・トーリルという名前の惑星が舞台です。 トーリルにはセルーネと呼ばれる月があり、 我々の地球同様に惑星の周りを周回し、昼と夜を作っています。 1年は365日の12ヶ月であり、四季があります。
・惑星トーリルの中のフェイルーンと呼ばれる大陸が主に冒険の舞台となる場所です。
■魔法について
・トーリルの周囲にはウィーヴ(織り)と呼ばれる、不可視の魔力のネットワークが形成されています。 通常、ウィザードやバードといった秘術魔法使いは 呪文や構成要素、儀式、身振り手振りなどによってこのウィーヴにアクセスし、 そこから魔力を引き出すことで、秘術魔法を発現させています。 (ソーサラーはそうした手順を抜きで、もっと直感的にウィーヴからエネルギーを引き出します。)
・ウィーヴを管理しているのは魔術の女神ミストラです。
■歴史的出来事(ごく一部)
・レルムの暦は一般的にDR(デイル・レッコニング)と呼ばれ、 「1400DR」といった具合に表記されます。
・フェイルーンの中心、デイルランズと呼ばれる土地にはもともとエルフが住んでいたのですが、 そこに人間が移住した年を1DRと呼び、その年を基準として歴史を数えています。
・1358DR 災厄の時(タイム・オブ・トラブル) 神々が超越神エイオー(神様よりもさらにえらい神様)の怒りを買い、 天上から定命の身へと堕とされてトーリル中を歩き回ることになりました。 (この期間中は、当然ですが信仰魔法は全く作動しなくなり、 ウィーヴを管理するミストラも不在となっていたため、秘術魔法もまともに動作しなかったようです。)
この時にいくつもの神々が殺され、その代わりに新たに定命の者が神になるといった事態が起きました。 魔術の女神ミストラもその一人で、 現在のミストラはこの時期に殺害されたミストラの後を継いだ人間の女魔法使いが神となった、二代目のミストラです。
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・1385DR 呪文荒廃(スペルプレーグ) この年に、欺きの神シリック(シアリック)によって二代目ミストラが殺害されてしまいました。 これによってミストラが管理していたウィーヴがほどけてしまい、魔力が暴走。 フェイルーン中に大災害を引き起こします。 あちこちで地震や火山の噴火、洪水、地殻変動などの天変地異が起き、 さらに暴走した魔力が「荒廃エネルギー」と呼ばれる青い炎として局地的に発生し、 近づく者に感染して、体が歪んで変形したり、気がふれたり、青い炎が体から吹き出たりするようになってしまいます。
これらの呪文荒廃のエネルギーへの感染を「呪痕(スペルスカード)」と呼び、 「呪痕」を身に帯びた者を「呪痕クリーチャー」と呼びます。 呪痕は青い炎の模様をしたあざのような形で他人から見ることができます。
呪痕がさらに進むと「荒廃クリーチャー」となり、正気を失います。
・他にも、各次元界の間の境目が曖昧になり、あちこちに穴が開きました。
・大昔にフェイルーンに存在していたネザリル帝国と呼ばれる魔法国家が、 滅んだと思われていたのですが、実は影の次元界シャドウフェルへ閉じ込められていたことが発覚しました。 呪文荒廃によってシャドウフェルとの境界が曖昧になったために、フェイルーンへと帰還し、 現在進行形で世界征服を企んでいます。
・惑星トーリルは数万年前の前史時代にはアビアー・トーリル(アイビア・トーリル)と呼ばれるひとつの惑星でしたが、 プライモーディアル(始原の存在)と神々がその支配権をかけて争ったため、 超越神エイオーによってアビアー(アイビア)とトーリルの表裏に分けられました。 (トーリルが神々へ、アビアーがプライモーディアルへ与えられました。) それ以来、アビアーの存在はおとぎ話としてしか知られていなかったのですが、 呪文荒廃によって境界が不安定になり、アビアーの一部がトーリルへとモザイク状に混ざり合ってしまいました。
・神格の間でもいくつもの神が死亡し、 また力が弱まってエグザルフ(弱い神、半神に近い)となりました。
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・1479DR 4版の開始時点の年代です。 100年近く経った今でも呪文荒廃の影響はなおも続いています。 なお、秘術魔法については、結局のところウィーヴ(ミストラ)を介さなくても使用できることが判明したため (あるいはウィーヴを経由せずに使用する方法が開発されたため)、 現在では普通に使用することができます。 ただし世界各地を結んでいたポータルについては基本的に使用できなくなっています。
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